FXコラム『なぜテクニカル分析が必要か?B』

FXコラム「なぜテクニカル分析が必要か?B」

さて今回でなぜFXに「テクニカル分析」が必要なのかについての最後です。 今回のお話がFXにおいてテクニカルを使う意味の一番大きいものかもしれません。

FXにおいてテクニカル分析を行う最大の理由は多くのマーケット参加者が テクニカル分析を使っているからです。

「なんだ、そんな単純なことか。」と思うかもしれませんが、実はこれが結構大事なのです。

FXでも株でもなんでもそうですが、マーケットはただただランダムに根拠もなく動いてるとする 立場の人たちも存在します。彼らは「テクニカルに意味はない。」と主張します。 ランダムウォーク理論ってやつですね。

確かにマーケット参加者がただただ感情に任せて勘だけで売買していれば、 確かにマーケットはただのランダムウォークしている波であるかもしれません。

しかしマーケット参加者の大半はテクニカル分析を行っております。 そしてテクニカルのサインに基づいて実際に売買しています。 ということはテクニカルのサインが出たところで実際の売買がなされるので、 テクニカルの存在がマーケットの動きに反映する可能性が出てくるのです。

例えばトレンドライン。実はトレンドラインがあるから跳ね返るのではなく、 跳ね返ると思って売買する人がいるから跳ね返るのです。

「いろいろなテクニカルを使う人がいるから、そんなに単純じゃないぜ。」と言えばそうですが、 多くのマーケット参加者が節目と思うようなところでは、おそらくマーケットへトレーダーたちの意識が 反映されていると私は考えております。

大半のマーケット参加者が意識していることを全く知らないということは、 やっぱり不利になる可能性があります。なので私はFX初心者の方にも 是非テクニカル分析を学んで頂きたいと考えているのです。

3回にわたってテクニカル分析の必要性を書いてきましたが、 テクニカルを勉強した後に「テクニカルは必要ない」と結論を出すのはいいですが、 勉強もしないで必要ないと思うのはただの怠惰です。

そして怠惰なトレーダーに対してマーケットの神様がほほ笑むことは 滅多にありませんので、ぜひFXのテクニカル分析の基礎、入門だけでもいいので 頑張って学習してみてください。


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