FXコラム『FX初心者がハイレバに向かない理由②』　|　FX初心者必勝法　FX入門

FXコラム「FX初心者がハイレバに向かない理由②」

なぜFX初心者がハイレバレッジな取引をやるべきではないのか？

一番の理由はFX初心者の方はなかなか損切りをすることが出来ないので、予想が外れた時に損害が大きくなるまで放置してしまう可能性が高いからです。そして致命的な損害になってから損切り、またはそのままＭＣ（マージンコール）になるケースが多いです。

しかし、もしＦＸ初心者の方が損切りを徹底できると仮定したとしても私はFX初心者のうちはハイレバレッジの取引をすべきではないと考えます。

その理由としてはFXでハイレバのトレードをする際に損が小さいうちに損切り（ロスカット）のオーダーを入れるとなると、どうしても損切りまでの幅を小さくせざるをえません。そのロスカットまでの幅はレバレッジの程度によりますが、どちらにせよちょっとでも予想が外れるとロスカットになってしまいます。

つまりロスカットに引っかからずに利益を出すためには、曲げる（自分の予想の逆に行くこと）ことが許されないかなり精度の高いトレードが求められるのです。

FXのトレードをいくつも経験していれば分かることですが、ポジションを持ってしばらくはマイナスだったけれど最終的にはプラスに転じて、大きな利益をあげることは良くあります。

しかしハイレバトレードで近い位置にロスカットオーダーを入れておくと長い目で見れば正解だったトレードが短期間の値動きでロスカットになってしまうことがありえるのです。

FXである程度の経験を積んで、勝率の高い、精度の高いトレードが出来るようになったらハイレバでのトレードも良いのですが、精度の低いトレードしか出来ない初心者のうちはおそらく損切りばっかりになってしまう恐れがあるのです。

これはまた別の機会に書きますが、相場というのは一般的にオーバーシュートする、行き過ぎてしまうものなのです。相場の中の一瞬の行き過ぎた値動きでロスカットを喰らって、ポジションが無くなったとたんに自分の予想どおりにマーケットが動くなんてことがよくあるのです。

以上のような理由で私はFX初心者の方はハイレバトレードをすべきではないと考えます。精度の高いトレードが出来るまではある程度曲げても大丈夫なぐらいの低いレバレッジでのトレードをお薦めします。